クロードコワーカーシリーズ 第二弾 / Apache 2.0で公開する初のOSS AVM(当社調べ) / v1.4.2

不動産価格のプロ20年、
自身のノウハウをApache 2.0でオープンソース化

不動産価格の評価実務に20年以上携わる不動産鑑定士・松田幸一が、自身の鑑定知見をコード・ヘドニック回帰係数・比準表の内訳まですべてGitHubに公開する、Apache 2.0で公開する初のオープンソースAVM(自動査定ツール/Claude Skill・当社調べ・2026年5月時点)。
物件ごとに都度回帰するヘドニック対数線形OLSと、係数・比準表の内訳まで全開示する白箱方式。「AVM界のLinux」を目指し、コミュニティで育てるOSSとして GitHub Issues に14本の論点を起票済。利用料無料。

✓ Apache 2.0で公開する初のOSS AVM(当社調べ) ✓ ヘドニック係数も比準表の内訳も全開示(白箱方式) ✓ 不動産鑑定士発・コミュニティで育てるOSS
設計思想

「AVM界のLinux」を目指して

Linuxが個人の決断から世界のサーバー基盤になったように、本スキルも業界内部からの提案として、コミュニティで改善・育成していくOSSを目指しています。

01

「公開する決断」が革新

ヘドニック回帰自体は不動産経済学において30年以上前から論文が存在する古典的手法。「実装の難しさ」ではなく、「ソースコードを公開し、回帰係数・補正率・比準表の内訳までを開示した媒介査定ツールをGitHubに置く」という決断こそが、これまで日本国内で行われてこなかった構造的空白。本スキルは現役不動産鑑定士の立場からの提案として、ひとつの選択肢を置くものです。

02

Apache 2.0 — 業界標準ライセンス

本スキルのライセンスは Apache License 2.0。TensorFlow(Google)や Kubernetes(CNCF)と同じ業界標準ライセンスで、特許保護条項を含み、企業による業務利用・改変・再配布の法務障壁を下げる設計。不動産鑑定士事務所・宅建業者・銀行不動産部門の社内導入にも安心して使えます。

03

コミュニティで育てるOSS

v1.4.2 公開と同時に GitHub Issues に14本の論点を起票(Good-first-issue 3本、不動産鑑定士レビュー受入Issue 5本、Roadmap 1本ほか)。業界の知恵を集めて育てるOSSとして運用を開始しました。Roadmap も透明化(v2.0で国土交通省 API 連携を予定)。

3つの特徴

係数まで遡れる土地査定エンジン

不動産実務に20年以上携わってきた専門家が、自らの知見をすべて開示する設計思想。

WHITE-BOX

査定根拠を「すべて」開示——係数も、比準表の内訳も

査定価格を導いたすべての計算根拠を業者用シートに収録。ヘドニック回帰の回帰係数(β・p値・標準誤差)と統計量に加え、比準表の内訳(採用3事例の選定理由・補正率・各事例の試算値・採用価格の算出経路)も完全に開示。これが本スキルの中核設計思想「白箱方式」(white-box AVM)です。

WORKFLOW

業者用+附属資料・グラフ+顧客用、3シート構成xlsxを一括出力

同じ案件・同じ根拠データから、用途別に3シートを生成。業者用シートは係数・統計量・比準表(鑑定書様式2行式)・2価格サマリを全開示、附属資料・グラフシートは5年価格推移グラフ・ヘドニック係数β棒グラフ・散布図で視覚的に検証可能、顧客用シートは売主提示用に「ですます調」「係数・統計用語非表示」で整形(流推方式準拠)。査定→提案までを1ツールで完結。

OPEN SOURCE

Apache 2.0で公開する初のオープンソースAVM(当社調べ・2026年5月時点)

コード・係数・補正率のすべてをGitHubに Apache License 2.0 で公開。Apache 2.0 はTensorFlow・Kubernetesと同じ業界標準ライセンスで、特許保護条項を含み企業導入の法務障壁を下げる設計。業者社内の仕様への改変、Pull Request・Issue報告も歓迎。教育・研究用途も想定。

使い方

3ステップで査定書を生成

Claude Code または Claude Cowork から、自然言語で依頼するだけ。

1

入力

物件情報JSONと、国土交通省(MLIT)の取引価格情報CSV・地価公示GeoJSONを指定。いずれも誰でも入手可能な公開政府データ。

住所 + MLIT公開データ
2

AI処理

市区町村単位で取引データを抽出、IQR法で外れ値除外、ヘドニック対数線形OLS回帰で10特徴量の係数を都度算定、top3比準事例で個別格差補正。

都度回帰
3

出力

業者用シート(係数全開示)+附属資料・グラフシート(視覚検証用)+顧客用シート(流推方式準拠)の3シート構成xlsxを生成。業者の査定書として利用可能。

xlsx 3シート
!

利用上の重要な注意:スキル選択の確認

Claude Cowork でタスクを作成する際は、必ず利用可能スキル一覧で tochi-satei-kun を ON にしてください。OFFのまま実行すると、汎用LLMが「それらしい」xlsx を生成する可能性があり、本スキルの査定結果ではありません。これはCoworkのスキル選択仕様に起因する制約で、本スキルの設計者は透明性をもって本注意を開示しています。

本物判定の4条件(いずれか欠けていたらスキルONを確認の上、再実行)
  • ファイルサイズ 40KB以上(10〜20KBは捏造の疑い)
  • シート 3枚構成(業者用 / 附属資料・グラフ / 顧客用)
  • 業者用シート A1セルに tochi-satei-kun v1.4.2 認証出力 マーカー
  • 業者用シートに 「■ ヘドニック回帰サマリ」 セクション
出力サンプル

業者用 + 附属資料・グラフ + 顧客用

同じ案件・同じ根拠データから、用途別に3シート構成のxlsxを生成します。

① 業者用シート

係数全開示・検証可能

ヘドニック回帰の全係数と比準表を収録。社内検討・顧客説明・監査対応のための「説明可能・検証可能」フォーマット。

  • 採用査定価格(中央値・Q1〜Q3レンジ)
  • ヘドニック回帰サマリ(β・p値・標準誤差・調整済R²)
  • 比準表(鑑定書様式の2行式・top3事例)
  • 地価公示比較(地域標準価格チェック)
  • 2価格サマリ(採用査定 vs 母集団予測)
  • 各データソースの出典・基準日
② 附属資料・グラフ

白箱方式の視覚証拠

グラフ群で査定根拠を視覚的に検証可能。記者・監査人・教育用途にも対応するレイアウト。

  • 5年間価格推移グラフ(公示地価ベース)
  • ヘドニック回帰係数 β 棒グラフ(全12特徴量の影響度)
  • 散布図:駅距離 vs 単価
     全事例青/比較事例top3赤/査定価格緑
  • 各グラフの統計的解釈メモ
  • 白箱方式の根拠を1ページで可視化
③ 顧客用シート

売主提示用に整形(流推方式準拠)

「ですます調」「係数・統計用語非表示」で売主提示用に整形。そのまま媒介取得時の説明資料として使えるレイアウト。

  • 査定価格のサマリと価格レンジ
  • 主比準取引事例1件(要点)
  • 定性的記述(「面積はやや広め」「駅距離は同水準」等)
  • 用途地域・建築可能規模の概要
  • 査定の前提条件・留意事項
  • 仲介業者(御社)の連絡先欄
コミュニティで育てるOSS

v1.4.2公開と同時に、GitHub Issuesに14本の論点を起票

業界の知恵を集めて改善・育成していくOSS。

v1.4.2 の公開と同時に、GitHub Issues に14本の論点を起票しました。OSS初参加のエンジニアを歓迎する Good-first-issue 3本、中級者向け改善タスク Intermediate 4本、業界ドメインエキスパートのレビューを公式に待つ 不動産鑑定士レビュー受入Issue 5本(`needs-appraiser-review`/`discussion`ラベル付・ヘドニック係数の地域別安定性検証、補正率上限・下限ロジックの妥当性議論など)、解決済バグ(リポジトリの信頼性ナラティブ)2本、そして将来構想として Roadmap:v2.0で国土交通省 API 連携への移行 1本

ヘドニック回帰自体は不動産経済学において30年以上前から論文が存在する古典的手法です。「実装の難しさ」ではなく、「誰でも、この手法を簡単に使えるようにしたい」——そう思ったことが、本スキル公開の動機です。

「AVM界のLinux」を名乗るのはおこがましいのですが、Linuxが個人の決断から世界のサーバー基盤になったように、本スキルもいつかコミュニティに育てていただけたら嬉しい——そんな願いを込めて、Apache 2.0で公開します。不動産鑑定士・査定担当者・銀行不動産担当・研究者の皆様のご参加を心よりお待ちしています。

信頼性確保の仕組み

🛡️ 顧客用シート末尾に「重要事項」セクションを自動付加

本スキルは、出力xlsxの顧客用シート末尾に「机上査定の前提と免責」セクションを自動付加します。査定書として売主に提示する際の法的位置付けを、現役不動産鑑定士が設計しました。

  • 「不動産鑑定評価書ではない」と明示 ——『不動産の鑑定評価に関する法律』に基づく鑑定評価書との混同を構造的に防止
  • 「現地・役所・法務局調査未実施」と明示 ——査定の前提条件と限界を売主に明確に伝達
  • 「第三者提示・金融機関提出・税務申告用途には使用不可」と明示 ——利用範囲を媒介取得時の社内検討に限定し、誤用リスクを低減
  • 「個別の減価要因(境界未確定、越境、再建築不可、心理的瑕疵、土壌汚染等)があれば査定額は変動」と明示 ——限界の透明性開示

査定書として安心して売主に提示できる、プロの不動産鑑定士が設計した法的位置付けです。業者の社内検討から売主提示までを、リスクヘッジ付きで一気通貫で処理できます。

クロードコワーカーシリーズ

不動産実務の基礎から専門領域まで

「業界のAIを、自らの手で」をミッションに展開。

領域 スキル名 対象ユーザー 状態
重要事項説明調査(35条書面) 重調クン 小規模宅建業者・仲介担当者 2026年4月公開
決済精算書自動生成 決済クン 仲介担当者・決済実務 公開中
媒介査定(白箱方式・OSS) 土地価格査定クン v1.4.2 査定担当者・不動産鑑定士・銀行 2026年5月公開(本リリース)
収益還元法 不動産鑑定士・AM/PM・投資分析 構想中
よくあるご質問

FAQ

これは「不動産鑑定評価」にあたりますか?
いいえ。本スキルが出力するのは、宅建業者が媒介取得時に売主に提示する「査定書」であり、『不動産の鑑定評価に関する法律』に基づく不動産鑑定評価書ではありません。第三者への証明や法的効力をもつ資料としての利用は想定していません。鑑定評価が必要な場合は、別途、不動産鑑定士へご依頼ください。
対象範囲は?
現バージョンの対象範囲は、日本国内の宅地(更地・所有権)に限定しています。マンション、戸建(建物含む)、借地権・地上権・賃借権等の権利調整評価は対象外です(後続バージョンで段階的に対象拡大を検討)。
本スキルの特徴は?
本スキルはApache 2.0で公開する初のオープンソースAVM(当社調べ・2026年5月時点)として、3つの特徴を備えています。①コード・ヘドニック回帰係数・比準表の内訳のすべてを Apache License 2.0 で公開(TensorFlow・Kubernetesと同じ業界標準ライセンス、特許保護条項付き)。②市区町村単位で物件ごとに都度回帰(固定係数・pre-trainedモデルではない)。③査定根拠を係数まで遡って業者用シートに収録する白箱方式。「AVM界のLinux」を目指し、コミュニティで育てるOSSとして運用しています。
利用にあたって料金はかかりますか?
土地価格査定クンの利用料は無料です。Anthropic社のClaudeのご契約料金以外に、本ツールに対する追加費用は発生しません。Apache License 2.0 で公開されており、社内向けの改変・カスタマイズ・再配布も自由に行っていただけます。
入力データ(CSV/GeoJSON)はどう入手しますか?
国土交通省「不動産情報ライブラリ」から取引価格情報CSV(cp932)を、「国土数値情報ダウンロードサイト」から地価公示GeoJSON(L01)を取得してご利用ください。いずれも誰でも入手可能な公開政府データであり、業者個別のデータ蓄積を必要としません。スキル内に必要なURLを案内しています。
投入したデータは外部に送信されますか?
本ツールはClaude Skillとして動作し、データの処理はユーザー様のClaude環境内で行われます。入力データは、Anthropic社のClaudeの利用規約・プライバシーポリシーに従って取り扱われます。詳細はAnthropic社の最新の利用規約をご確認ください。
どのような業界読者を想定していますか?
宅地建物取引士・媒介査定担当者(媒介取得時の一次査定)、地方銀行・信託銀行の不動産担当(担保評価の事前スクリーニング)、不動産テック・PropTechの研究者・学生(教育・研究用途)を主な想定読者としています。
導入にエンジニアリング知識は必要ですか?
Claude Code または Claude Cowork 上で2行のコマンド(/plugin marketplace add/plugin install)と、Python依存関係のインストール(pip install pandas statsmodels scikit-learn openpyxl)を実行いただくだけで導入が完了します。利用時は自然言語(例:「世田谷区赤堤の120㎡の土地を査定して」)で依頼できます。
出力xlsxは、業者の社内仕様にカスタマイズできますか?
Apache License 2.0 で公開しているため、業者の社内仕様(フォーマット・項目・社名ロゴ等)に合わせた改変が自由に行えます。カスタマイズの際はGitHubリポジトリをfork(複製)してご利用ください。Pull Request・Issue報告も歓迎しています。

「AVM界のLinux」を目指して。コミュニティ参加お待ちしています。

導入は2行のコマンドで完了します。
Claude契約者であれば、追加費用は一切かかりません。

開発者

不動産鑑定士・松田幸一

松田幸一(まつだ・こういち)
SIGNAL YIELD ADVISORY 代表 / 不動産鑑定士

不動産鑑定士(国土交通省登録・2002年〜)。商業・住宅・オフィス物件の評価実務に加え、J-REIT資産管理(AM/PM契約下の職務)、AI活用による不動産業務支援を手がけるソロプレナー。VisasQ登録コンサルタント。

「業界のAIを、自らの手で」をミッションに、不動産プロフェッショナル向けのClaude Skill(クロードコワーカーシリーズ)を順次公開している。本スキルはシリーズ第二弾。